2016年10月15日土曜日

2016.10.15 間奏50:弦楽四重奏は聴き手を鍛えてくれる?

● 12日(水)に宇都宮市の総合文化センターで弦楽四重奏のコンサートがあった。当日券で聴きに行こうと思っていたんだけど,こういうときに限って仕事が延びるというのは,ままあることだ。
 結局,間に合いそうになくて,断念した。

● なんだけど,行けたとしても行ったかどうか,われながら疑念がある。気乗りがしなかったのも事実なので。
 こんなブログを書いているんだから,足繁く通って,その体験を面白い読みものとして再現する。その作業をもっと緻密に,もっと力を注いでやらないといけない。
 だから,気乗りがしないなどと言っていないで,行くべきなのだろうな。

● もっとたくさん聴いて,聴き手としての自分を鍛えなければ。今からでは手遅れだなどと,後ろ向きになっていないで。
 ライヴもそうだけれども,CDも活用しないとね。せっかく今の恵まれた環境(スマホやウォークマンで,どこでも聴ける)に生きているのだから。
 そうやって地道にCD(をリッピングした楽曲データ)を聴いて,聴き手として成長すること。かつ,その過程じたいを楽しいものにすること。

● そうしたうえで,演奏する側の人たちの背中を押せるようなブログを書けるようになること。そうじゃなければブログを書いている意味がない。自己満足でもいいんだけどさ。
 どうせなら,読んでもらえるブログ,参考にしてもらえるブログをめざしたい。媚びなくても奏者に伝わるブログでありたい。

● 12日のほかにも,8日と10日にも地元(宇都宮,大田原)で弦楽四重奏のコンサートがあったのだ。弦楽四重奏の集中ウィークだった。いずれもプロの奏者。
 これらも聴くつもりではいたんだけど,それぞれ理由があって,聴くことは叶わなかった。

● 小規模の演奏は,奏者にとってもごまかしが利かないという意味で,緊張するものだろう。聴く側にとっても鑑賞能力を問われることになる。オーケストラと違って,ひっかかりが少ない。聴き手にとっても逃げ場がない。
 それを文章にして公開するとなると,とんでもなくピンぼけたことを書いてしまわないかと怖れる。

● でも,その経験を重ねていかないとしょうがない。弦楽四重奏に限らず,小規模で演奏されるものの方が,聴き手を鍛えてくれる。
 その分,何と言うのかな,少々気重にさせるところもあるわけですね。

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