2013年12月14日土曜日

2013.12.14 大野雄二&Lupintic Five-ルパンティックジャズナイト

さくら市氏家公民館

● 中高年にとって「ルパン三世」は最もなじみのあるアニメではなかろうか。ぼくも映画になったものやテレビスペシャルは,『ルパンVS複製人間』以来,ほぼすべてを観ている。
 もはや伝説になっている(なっていないか)『カリオストロの城』や『ロシアより愛をこめて』も当然観ている。DVDを借りて何度も観たものもある。

● その音楽を創作しているのが大野雄二さん。彼が率いるLupintic Fiveのライブがあった。
 開演は午後6時。チケットは2,000円。約100分間のライヴ。

● メンバーは大野さんのほか,井上陽介さん(ベース),江藤良人さん(ドラムス),松島啓之さん(トランペット),鈴木央紹さん(サックス),和泉聡志さん(ギター)の5人。
 錚々たるメンバーなのだと思う。

● 演奏された曲目も「ルパン三世」絡みがメイン。そうじゃなかったのは角川映画の「犬神家の一族」と「人間の証明」のテーマ曲だけ。
 どの曲もアニメの中で頭から尻尾まで放送されたことはないと思うんだけど,当然,一部は聴いたことがあるものばかり。CDも何枚かあるので,中にはすべてを聴いているものもあったと思う。

● そのうえで,奏者のテクニックが炸裂するわけだから,客席もわいた。
 どうしてもラッパが目立つので,松島さんと鈴木さんを見ている時間が一番長かったけれども,ドラムスもギターも大野さんのピアノも,唖然とするしかない腕前。

● なんだけれども,どうもぼくには「馬の耳に念仏」だった感が濃い。こういうものに感応する感性がないか,もしくはかなり薄いようだ。
 我を忘れるってのができない。頭を空っぽにしてノリまくる的なところに行くのを抑制してしまう。理性的でしょ,っていうんではなくて,つまらない性格だと思う。
 ただ,つまらなくてもこれが自分の性格だとすれば,いまさら治ることもあるまいから,この種のライヴに行くのは,奏者にも迷惑かもなぁ。自重した方がいいようだ。

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