2009年12月31日木曜日

2009.12.20 第2回栃木県楽友協会「第九」演奏会

栃木県総合文化センター メインホール

● 20日は午後2時から総文センターメインホールで,ぼくとしては初めての第九。メインホールが満席になった。第九の力,恐るべし。左袖の勾配のある席に座った。早めに着いたので,いい席をゲットできた。

● ソプラノ・菊川敦子,アルト・瀧浩子,テノール・矢古宇好道,バリトン・石野健二。管弦楽は栃響。声楽は県オペラ協会と楽友協会合唱団。

● メインホールが力で満たされた感じ。まずは,楽曲じたいが持つ力ですね。つまりは,作曲家であるベートーヴェンの力。
 次にライブの力。何度かCDで聴いているけれど,これほどの力に包まれることはない。第一次の音源が目の前にあるってこと。目の前のステージで次々に音が生みだされている。さらにそれを生みだしている人たちの,生みだしてる様を目のあたりにできる。これがライブの力なのでしょうね。

● 第4楽章の迫力は圧倒的。ソリストたちも健闘していたのだが,合唱の音量も充分。楽器としての人体の凄さってやつですか。
 これだけの演奏を1,500円で聴けるとは。

● コンサートにはいつだってひとりで出かけている。誰かと一緒だったことはない。かつ,こういうものはひとりに限ると思っている。知っている人が隣にいたら,ステージに集中するのを妨げられそうだ。
 終演後は,そそくさと帰途についている。が,このときだけは誰かと終わったばかりの演奏について語りあいたくなることがある。しかし,と思い直す。嗜好が自分と合わない人だったりしたら,かえって余韻を損ねてしまうかもしれないな,と。
 せめてそそくさと帰るのをやめて,会場の近くの喫茶店(今はカフェというのか)でしばらく余韻に浸る時間を持った方がいいんだろうな。

● このチケット,じつは2枚買ってしまっていた。栃響にネットで購入を申しこんでいたんだけれども,ずっと反応がなかったので,後日,某プレイガイドで現物を買った。ところが,だいぶ後になってから栃響からチケットが送られてきたんだねぇ。相手が栃響じゃ喧嘩するわけにもいかないと思って(これから長いつきあいになるだろうし),代金を払いこんだ。わずか1,500円だし。
 ヨメとふたりで行ければいいのだが,念のために訊ねたところ,自分は行かないという。
 このままでは1枚が無駄になってしまう。ので,職場の同僚に若い順から,要るならやるぞと声をかけてみた。2番目に若いのが行きたぁいというので,彼女に進呈した。無駄にならなくてよかった。

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